COFFEE BREAK

世界のコーヒー

世界のコーヒー-World-

2025.07.08

【2025大阪・関西万博】大阪・関西万博でみつけた世界のコーヒー

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現在開催されている大阪・関西万博の会場では、世界各国のコーヒーに出合えることを知っていますか? 国や地域ごとに独自の文化があるコーヒーですが、ブラジル、サウジアラビア、ベトナム、インドネシア、オーストラリア......など多様な国々がコーヒーの味わいと文化を積極的に発信しています。今回は大阪・関西万博でみつけたコーヒーの一部を紹介します。



●ブラジル・パビリオン
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まずはブラジルのパビリオンから。外に設置されたフードトラックで提供されるのはシンプルながらもこだわりの詰まったコーヒー。メニューには、通常のコーヒー、カフェラテ、そしてアーモンドミルクを使用したカフェラテがラインナップ。ブラジル国内最大の生産地として知られるミナスジェライス州にあるモンテ・アレグレ農園の豆を使用したコーヒーが提供されています。BSCA(ブラジル・スペシャルティコーヒー協会)の認証を受けた高品質の豆で、アーモンドミルクを加えたコーヒーはブラジルコーヒーとの相性がよく「ナッツ系の風味が優れまろやかで飲みやすい」と人気。
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●サウジアラビア・パビリオン
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そして、会場内でも存在感を放つサウジアラビアのパビリオン。こちらのカフェでは、巷で話題の「サウジコーヒー」に注目!日本人にはあまりなじみがないかもしれませんが、こちらは「アラビックコーヒー」と呼ばれている、中東の伝統的なコーヒーです。浅く炒ったコーヒー豆を"カルダモン"と一緒に煮出し、アラビアデザインのポッドに淹れて提供されます。かつて遊牧民であったアラブの人々が、砂漠を旅している最中に夜空の星を見ながら淹れて楽しんだコーヒーと言われています。なんともロマンチックです。
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●ベトナム・パビリオン
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最後に、アジアの特徴的なコーヒーとして外せないべトナムコーヒーを紹介。ベトナムコーヒーとは、ベトナムで主に飲まれている練乳を入れたコーヒーを指します。国際連合食糧農業機関(FAO)によると、ベトナムのコーヒー豆生産量はブラジルに次ぐ世界第2位で、ロブスタ種と呼ばれるコーヒー豆の生産はなんと世界第1位!つまりベトナムは一大コーヒー生産国のひとつなのです。

パビリオンでは小規模ながらもベトナムならではのバインミーやコーヒーが売られており、ベトナムコーヒーで使用されている豆は、ベトナムでは知らない人はいないほど有名なコーヒーメーカー「チュングエン」社のものだそうです。濃いコーヒーと練乳を使ったクラシックなベトナムコーヒーは力強さと甘さのバランスが絶妙な味わいで、広い万博内を歩き疲れたときにもぴったりです。
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ほかにも、今回お伝えできなかったヨーロッパ各国や北欧、オーストラリアなど、各パビリオンでは来場者一人ひとりにその国ならではのコーヒー体験を提供しています。世界各国の文化を凝縮したパビリオンで、「コーヒー」をキーワードに異国文化を味わいながら万博を楽しんでみるのはいかがでしょうか? ※2025年6月現在の内容です。
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